足りないところはなんだろな。
人外要素と魔法的要素。
結局、対人以外が犬やイノシシだと面白くないのである。
あと武器種や型で変化があっても意外性というか非現実感は出てこない。
でもライズオブローニンに術要素を足すとそれはもう仁王3なのでは?とも思うがそうではなく、もうちょっと明るい感じというかノスタルジーでファンタジーな感じが欲しい。
朝廷
巫女を長として興った宗教集団が始まり。200年ほど前まで朝廷を中心に各地の有力者が治世を布いていたが幕府の設立により近年はお飾りとなっている。朝廷として改めた際に巫女という職は廃され、その後は御皇(みこう)を長に据えた。
幕府
200年ほど前に事実上国土統一を果たした時の有力者が設立した統一政府。各地の自治を藩としてきっちり分割し、幕府が一括統治する形とした。
藩
幕府の興りにより領土分割された地方自治の形。その地域より選抜された藩主が長となり自治を行う。
税
民は藩へ、藩は幕府へ、幕府は朝廷へ税を納める。銭、食料などが主な対象だが、特に瘴石は減免税対象物となっていてこれを納めるだけで大部分を免除される特別扱いである。
瘴石
各地で採掘される毒性のある薄紫色の鉱石。皮膚接触でただれ、長時間接触で水泡や炎症を引き起こす。一定の大きさまで砕くと気化する。近年では採掘量も減って専門業者も少なくなっていた。
瘴気
瘴石を砕くと気化して薄紫色の滞留気体となる。霧散しにくく、毒性があり、吸引で眩暈や吐き気、長時間曝露・吸引で血管を破壊するため全身から血を流して死ぬ。極稀に細胞変異で死なない場合もあるが脳機能低下で自我が無くなる。
地殻変動や人が立ち入らない場所では自然に瘴石が砕け、瘴気が発生する。未踏の洞窟などでは特に注意が必要。
瘴術
瘴気を燃料として消費する、巫女や祭司が扱う術。減免税対象として率先して民から毒石を納めさせるのは古来から朝廷の権力保持のためでもあった。妖への対抗手段として有用であり、朝廷軍では術を専門とする祭軍が存在する。
妖
瘴気にあたって変異した在来動物や、高濃度の瘴気によって開く異界との「扉」から出てくる異界の住人。瘴術を使うが、妖自身も瘴術に弱いということもあって、古来から朝廷軍が妖狩りを担ってきた。1000年以上の朝廷治世下での減免税物としての瘴石収集によって、近年では採掘量も減った結果、瘴気も減ることで妖化や扉の発生も少なくなっていた。
大地震と霊山噴火
朝廷の思惑はあれど、瘴石の献上によって瘴気や妖の脅威は確実に減っていた。幕府も興り、時代の変わり目だったころに大地震が起きる。地震での被害は確かに大きかったが、問題はそれによって引き起こされた霊山の噴火だった。霊山内に内包された瘴石が一斉に瘴気となったことで、かつてない大規模・高濃度の瘴気となって「門」が発生し、今までとは比べ物にならない規模の妖が押し寄せる大災害となった。門は未だに霊山頂に開いたままである。
龍
この大陸には未開拓地が未だ多く残されている。地図上ではいずれかの藩に属しているようでも、実際現住人とは接点すらないようなこともある。地震など地殻変動によって瘴気が溢れて人の手を離れると、そこに再び人々が戻るのは難しい。幕府の興りは人の住処を広げるきっかけにはなったが、それは大地震によって再び瘴気を避けて土地を平す時代に戻ったことで過去より手狭となった。
そんな人の手を離れた地には「龍」が棲まうという。龍は自然神の御使いであるとされ、体から神気なる霧を発する。この神気は植物を育む一方、動物とりわけ人間を排する性質を持つため畏れられる。
神気
龍の発する霧。植物を育む養分や水気、光合成に必要な日光を蓄積するなどその性質は自然を最優先としたもの。対して動物に対しては総じて毒性をもち、主に神経毒として機能するため中毒症状を起こすと全身の麻痺に陥り、霧の立ち込める樹海の中でじっくりと土に還り養分と化す。
瘴気に対しては中和作用を持っており、神気立ち込める森で瘴気が存在しないのはこのため。
八百万の神々
龍の主でもある数多の神。「この世」に直接関わることは禁じられているため姿を見せることはない。ただ間接的に関わるための手段として「神具」を各地に残した。
神具
神々が残した人智を超える力をもつ道具。基本的には神にしか使えず、御使いである龍であってもそれを許されない。神具の持ち主である神から許しを得た者だけがその力の一端を揮える。歴代の御皇が引き継ぐ神具は「瘴気の浄化」を有する。
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フィールド
日本の原風景ベースに随所に「穴」を設ける。この穴は設定的には瘴石だった地層の一部が瘴気へ変化した際にできる空洞ということで、横穴(洞窟)、下穴(迷宮)で横より下のほうが規模が大きい設定。瘴気でできた穴なので妖出現率高。
ランダムでフィールドに扉が出現し、妖が湧く。それとは別に山賊は出るし、藩同士の小競り合いもあるのでそこに加勢するもよし。藩毎に友好度が存在し、敵対まで行くとその藩内で指名手配され追われる。
派閥ルート
瘴術は妖を倒すことでも習得することがあるがこれは妖カテゴリーの瘴術のみ。人カテゴリーの瘴術は朝廷派閥ルートを進めて写本で習得かイベント報酬で習得する。朝廷派閥は銭で瘴石を買えたり写本を買えたりと術系に得。
幕府派閥はお使いゲー。藩へのお使い、要人護衛、妖退治や山賊退治。謀反を起こした藩の解体で大規模戦闘も。術系は乏しいが、武器防具など潤沢で銭にも困らないので門を壊しに行ってもよし、朝廷を討ちに行ってもよし、藩を解体しまくって一藩統一してもよし。
藩派閥はひとつの藩に所属してその藩を成り上がらせるのが目的。好きな藩の友好度を最大にして、所属すれば派閥ルート開始。裕福な藩にしてもいいし、近くの藩に喧嘩を売って戦ってもいい。最後は倒幕だ。
無派閥ルート。完全にどの派閥イベントを進めずにメインストーリーの門破壊までやってもよし、各派閥ルートは特定のイベントまでは平行して進行できるので、完全に派閥に所属するまで平行進行してしまうもよし。ただただ各地のダンジョンを巡り、山賊を狩るのも一興。
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主人公
運石屋。瘴石を運ぶ専門職。藩に納められた瘴石は幕府へ納められ、最終的に朝廷へと納められる。これらを繋ぐのが運石屋である。大地震が起きる前までは手紙や物資を運ぶ飛脚が活躍していたが、大地震後、各地の地殻変動が誘発されたことにより地震が多発。瘴気の発生に伴う交通網崩壊や妖出現での治安悪化で運ぶことに重点をおいた飛脚は、運んで戦う運石屋へと移行した。
とある幕府の要人から運石以外の仕事も請け負っており、神具を持っている。
玉雲
主人公が物語最初に出会う龍。人里を飲み込むほどに森を拡大させたことで主人公の「仕事」の対象となり、片髭を落とされる。その後は大人しくしており、主人公に同行させた分体「玉」を通して旅を助ける。
玉
タマ。玉雲から分裂した分体。五感の共有を最優先にしているため、特に龍らしい能力は発揮しない。見た目も小動物でしかないため定位置は主人公の担ぐ石籠。
神具水剪
水行の龍、木行の神気に対し、土行の土窯で火行の火熱により鍛えた金行の瘴石を含んだ刀剣。力業だが水行、木行に対し力で押し切れる。剪定するための刃。