”パンツ”
我々人類が身に着ける、主に下半身――股関節部分を覆う形状の布地である。
”ぱんつ”
個体差はあれど、時の移ろいと共にその姿を変えていく。大きさ、形、質感。
”PANTSU”
かつて”それ”は服の下に秘めた聖域だった。”それ”を見せ、明かすというのは親愛の証であると言える。
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”PN2″
西暦が終わり、人類は絶望の淵まで足を延ばした。
猿に戻る一歩手前まで人類は後退したが、かつての栄光、文明の遺産によって誇りを取り戻す。
――そう、”PN2″である!
布状金属により構成されるその形状は、正に”パンツ”!
股間を覆う”それ”は下着を兼ねた多目的補助兵装着――”PN2″‼
”PN2″は人の尊厳そのものである。これを履けないものは「サル」と呼ばれ人ですらないとされた。
「人」であることの尊厳を護り、顕現した自らの誇り”PN2″をその股間に抱いて彼らはさらなる高み―――”FUKU”を求めて旅立つ!
……という妄想をシャワー浴びながら考えました。今日は以上です。