剣と魔法と銃

王国

1000年の治世を成す大国家。王政であり、軍事に重きをおいて領地を広げてきた。一国としてみれば安定しているものの、周辺諸国とは小競り合いが絶えない。近年興った共和国とは大規模なものはないものの、小規模戦闘は頻発している。

共和国

100年ほど前にできた新興国。魔法宗教を国教として据え、その魔法技術でもって目覚ましい発展を遂げている。急速に国として成り立ったこともあって国内では民族間の対立など安定には遠い。

ミュリダス教

共和国の国教であり、魔法技術を織り込んだ宗教。=魔法宗教。教典を用いて行う魔法は共和国において軍事のみならず日常インフラにまで及ぶ欠かせないものであり、共和国民の生活水準は平均で見れば王国民よりも高いことになる。

黄金粒子

王国が異邦人の助力により開発した魔法無力化兵器。砲弾に搭載し、上空へ打ち上げ広域散布する。金色に輝く粒子は付着した教典を暴走させ無差別爆弾に変貌させる。

異邦人

数年前に大陸南方湿地帯へ落ちた「流星」に乗っていたとされる隻腕の男性。王国に保護され、黄金粒子の開発に助力したとされる。

魔法

ミュリダス教の教典を手にした者が特定の詠唱と呼ばれる「音」を発することで起きる現象。教典は魔法に必要な「文字列」と「図形」を持ち、そこに「音」が加わることで三要素が満たされ発現する。現代において魔法が発現する状況を満たしているのはこの教典由来のものだけであり、小国で新興国である共和国が王国と渡り合えるのもこれが大きい。

星外文明ではこの異常現象を利用した「異常熱量核封動力炉」が多岐にわたり古くから使用されている。魔法現象自体はこの星に限ったものではない胞

脆壊現象(ゼイカイ‐)

肉体の一部がスポンジ状になって崩れ落ちる症状。黄金粒子が一定量皮膚に付着したり吸引したりすることで起きるとされる。異熱核封炉を使用した光学兵器は体組織を崩壊させ再生を阻害するが、これもこの脆壊現象による副作用である。

流星文明

王国が黄金粒子によって無差別攻撃を行い、国外からの批判に対するころ新たにやって来た異邦人たちの持つ技術。星外の住人である異邦人たちは「流星」に乗ってやって来た。彼らの目的は観察対象惑星に無許可で降り立ち、文明干渉した先の隻腕の異邦人を捕らえることが目的であり、彼を捕らえ次第速やかにこの星を離れるという。流星文明の武器(光線銃)や防具(宇宙服)はこの剣と魔法の世界では異質である。

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