光虫
大気中に漂う光を放つ虫、と云われるおそらく生物。空舞うミトコンドリア。光に含まれる「光情報」を糧として活動する。
星虫
宇宙との境にいるという光虫の母体。かなりの巨体であるとされるが誰もその目で見た者は居ない。夜空に映る星の一つにしか見えないそう。
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術の詠唱はすべて「光あれ、~」で始まる。
光線 光情報の集合体、ではなく光虫の集合体。なので基本的に物理性質。
障壁 光虫の集合体。ただし大半は死骸で構成されており、消耗は思いの外多くない。
術士 光情報というエネルギーを光虫のネットワークを介して演算し、出力することで術として行使するジョブ。自身の脳波→光情報→光虫→出力の流れで術を操作するため高い思考力が求められる。
火系統術 基本的に触媒を必要とする系統術。可燃性物を種として熱源に変換した光情報で燃やす。空気中の塵や光虫自体を燃やすことで触媒無しでも火球のような燃え続ける状態を維持できなくはないが、空間の消耗が激しくなるのでその後の術行使に影響が出る。
水系統術 空気中に水滴を作り集めることで貴重な水源となる。人間も動物である以上水は必須なため重宝される系統術。気体、液体、固体の状態変化も消費は大きいが可能。近くに水源があるような場合はいいが、そうでない場合は自身で水を運び消費するか、空気中から精製する必要があるため戦闘向きとは言い辛い。
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多様性を囁かれた神は人間に様々な特徴を持たせ生み加えた。しかしその多くが絶滅している。
ノーマン(平人種)標準的であり、人類種のベース。最も多い。大陸全域。
(霊人種)精霊概念を組み込んだ人類種。眉目秀麗、尖った耳が特徴的。長寿。主に大陸西部。
(小人種)子供のような見た目で年老いても姿があまり変わらない。俊敏で器用、鉱物加工では彼らに並ぶ者はいない。他人種含め最も短命。大陸東部~南部に比較的多い。
(角人種)頭部に角を持ち比較的長身傾向。角の種類によって特技が異なる。大陸北部~北東部。
世界は超大陸「パンゲア・ウルティマ」を模倣した形状で。
大陸最北部及び最南部は分厚い雲によって光が届かない地域であり、魔獣支配域となっている。人型魔獣を含め、魔獣が使う術法は暗闇からエネルギーを取り出す。
魔獣に一定以上の文明は無いとされていたが、最北・最南には地下都市があることが判明して、、、