スターダストコード、準亜人(ニア)「角人(オーガ)」について。
額に角をもつという特徴以外は、純人との外見的な差は無い種族。
角は頭蓋骨が額を突き破って出ているため、明確な弱点でもある。だが脳に近い位置にあるこの突起によって、彼らオーガは高度な紋象技術を持ち得ているとされる。
他亜人種にも角を持つ種族は存在するが彼らのような”動物的特徴”と違い、オーガのそれは純人の”肉体的変質”が種族レベルに拡大したものとされ、ひとつの進化の形でもある。
身体能力は純人と変わらない水準だが高い紋象適正をもち、同じく高い紋象適正を有するエルフと同等の水準にあるとされる。
かつてはその紋象適正の高さの由来が角にあるとされ、他種族の「角狩り」なる大虐殺にもなった。切り落とされた角は紋象術士界隈で高値で取引され、未だに術士用装身具として出回っているものも多い。
「角狩り」の多くが純人種だったこともあり、オーガは非常に純人を嫌っているとされている。
実際、現代において純人社会及び亜人社会ですらオーガを見かけることはまずあり得ない。それほどに隔絶した存在となってしまった種族である。大虐殺の後は西の群島地域に生活圏を移したと伝えられるが、それを確認して戻った者は居ない。